夏の暑さが厳しい今日この頃、少しでも涼やかな空間で過ごしたいと思いませんか?
そんな時、室内空間の雰囲気を変えるアイデアとして「絵画」を飾るのはいかがでしょうか。
今回は、視覚的に“涼”や“開放感”を感じさせてくれる「夏にぴったりの絵画作品」を5つご紹介します。
アートがもたらす癒しの力を、あなたの部屋にも取り入れてみませんか?
ホアキン・ソローリャ《水浴、ハベア》(1905)
引用:水浴、ハベア(ソローリャの絵画) – Wikipedia
スペインの画家ソローリャは、“光の画家”とも呼ばれています。
細やかな波の揺れとそれによって反射される太陽の光の描写はまるでハイスピードカメラで撮影したかのよう。
スペインという情熱の国出身の画家が描く夏の海のシーンというのも夏に合っていて良いですね。
描かれているのはソローリャの妻と娘2人で、海に入って楽しそうに遊ぶ姿が描写されています。
そこに、自らの記憶の中の家族などを重ね合わせて思い出を振り返ったり、またはいつかこんな日を実現したいという願いを込めて眺めたり、という楽しみ方もできそうですね。
ジョルジュ・スーラ《グランド・ジャット島の日曜日の午後》(1884-1886)
引用:グランド・ジャット島の日曜日の午後 – Wikipedia
この名作は、穏やかな夏の午後に川辺でくつろぐパリ市民の姿を捉えたもの。
水辺に立つ人、日陰に座る人々、無邪気に遊ぶ子どもなど、異国情緒ながらもどこか懐かしい夏の記憶を呼び起こします。
広い景色を描いているので、この1枚があるだけで部屋に奥行きを感じられそうです。
本作はスーラが確立した「点描画法」というテクニックがふんだんに使用されています。
「点描画法」の一番の特徴は、混色をせず、三原色(赤、青、黄)からなる無数の”点”によって構成されていること。
原色のみを使用しているからこそ遠くから眺めた時と近くから見た時とで絵の印象も変わりますし、なんといっても鮮やかさが際立つ逸品です。
過去の記事では《グランド・ジャット島の日曜日の午後》をメインに、それ以外の点描画も紹介しております。
透き通るような海岸線を描いた風景画もありますので、そちらの方が好みという方にはおすすめです👇
【絵画紹介🖼️】点描が紡ぐ静寂の午後──スーラ《グランド・ジャット島の日曜日の午後》の魅力
フィンセント・ファン・ゴッホ《ひまわり》(1888)
引用:ひまわり(絵画) – Wikipedia
夏といえば、やはり「ひまわり」。
ゴッホの《ひまわり》は、その鮮烈な黄色と情熱的な筆致が見る者にエネルギーを与えてくれます。
花瓶に生けられたひまわりが、太陽のように輝き、部屋に元気を与えてくれるでしょう。
《ひまわり》について書いた過去の記事もありますので、本作についてより知りたい方はぜひリンクから飛んでみてください👇
②【身の回りのアート🏘️】【マイ・メモリーズ📷】ひまわりを見て思ったこと…「ゴッホの《ひまわり》と全然違うじゃん!」|”感情”を描き出したゴッホの凄さを改めて体感!
アルフォンス・ミュシャ《夏(四季シリーズより)》(1896)
引用:四季 (ミュシャの絵画) – Wikipedia
絵画において季節をテーマに取り上げた時に外せないのは、アール・ヌーヴォーの巨匠・ミュシャの「四季シリーズ」。
ミュシャらしい美麗な女性が、夏の花である赤いポピーを頭に載せ、水辺で涼む様子が描かれています。
また、他の季節と比較すると髪の色が褐色をしており、その点においても夏らしさを感じさせる工夫がされています。
左から、《春》、《秋》、《冬》
引用:四季 (ミュシャの絵画) – Wikipedia
もし《春》《夏》《秋》《冬》揃えられたなら、シーズン毎に飾る絵画をミュシャで統一するという楽しみ方ができますね。
ちなみにミュシャという画家は、その名のままである「ミュシャ」というアパレル(香水や雑貨など)ブランドがあったり、葬儀会社のイメージに採用されていたりと、現代日本でも街中で見かける機会が多い人物です。
〔参考web👇〕
【MUCHA(ミュシャ)公式サイト/オフィシャル通販サイト】
【家族葬のラビュー(しずおか)− コープライフサービス】
“美しい女性像””幻想的な雰囲気””豊かな装飾”などのコンセプトを好む方におすすめの作品です。
ポール・ゴーギャン《タヒチの女たち》(1891)
引用:ポール・ゴーギャンの作品一覧 – Wikipedia
南国の強烈な色彩と、ゆったりとした時間の流れを感じる作品。
ゴーギャンの描くタヒチは、現実から少し離れた楽園のような魅力を持っています。
それもそのはず。
ゴーギャンは西洋文明に失望し、それらの影響がない地を求めた結果たどり着いたのがタヒチでした。
彼は自身を慌ただしく進歩する人間社会から切り離し、あくまで人間は自然の一部であることの表現を追求しました。
画面に描かれた2人の女性はただ海辺でくつろいでいます。
社会的な責任や役割、立場を忘れ、夏の日差しや海の音、柔らかな風など、そういった自然に身を委ねる人間本来の姿、大切さを思い出させてくれる作品です。
夏の空間をアートで演出しよう
まだまだ、夏の時期ぴったりの絵画はありますので、好きな画家や「花火」「海」「山」などキーワードを絞って探してみれば、より自分好みの作品に出会えるはずです!
「暑さを感じる夏ならではの作品を楽しむ」
そんな感覚で選んだアート作品は、部屋の印象を大きく変えてくれます。
まとめ
夏にぴったりの絵画、見つけられましたでしょうか。
夏の絵画に求めるものは「涼しさ」であったり、「開放感・喜び」または「夏らしい植物や生き物」であったりと、人それぞれだと思います。
また、それを飾る場所によって部屋の雰囲気も、自分の気持ちまで変わるので、何を選ぶか、どこに飾るかと考える時間も楽しいですね。
今年の夏は、ぜひアートの力で、あなたの空間を夏色に彩ってみてはいかがでしょうか?